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2007/02/24

新銀行東京

この問題は風説の流布に引っかかる恐れがあるので、自重していた。でも都民として都知事選の前に検証する必要があるとは思う。新銀行東京は石原慎太郎の思いつきで始まったようなものだが、知事選を前にした中小企業の救済といった甘いキャッチフレーズで訳が分からないまま営業を開始してしまった感がある。

3年前の東京都の計画では、3期目に総資産1兆6000億円融資保証残高9,300億円経常利益54億円とぶちあげているが、18年9月中間決算の段階で総資産6991億円保証の残高が分からないが融資残高は2349億、中間期の経常損失が154億となっている。

現状は都の1000億円の出資もあって自己資本など経営指標的には大丈夫ではあるのだが(←ここらへん強調しておかないと)このペースで損失を出し続けていたら、将来性はあまり明るくないと思う(ここらへん断言していませんよ)。

今はどこの銀行でも融資したくて仕方がないというか、借りて欲しくて欲しくて仕方がない状況。なので現状借りたくても貸してもらえなえない企業は銀行がどんなに頑張ってもそれ以上貸せない、逆に企業の立場から言えば借りたら危険な水域という事になる。そういった状況でうちは貸しますよ(但し金利は高いよ)という銀行があっても、商工ローンから借りるよりかはという状態の先ばかり集まることになってしまう。

勿論そういった政策の銀行があるのもアリだし、積極的にリスクを取りに行くことは良いことだと思うのだが、モノと違ってどこで借りても同じお金の世界では、そう簡単にはいかないし、そこをあえてリスクを取りに行くのは「公」的な資金ではなく自己責任で純粋に金儲けのためでないと上手く行かない。これを「公」でやろうと思うと殿様商売というか、損害が出ても平気というか、銀行設立の目的達成のためには損害を出すこと自体が目的になってしまう。

それに他の銀行もはっきり言って取引先の決算書で新銀行東京で借り入れしていることが分かると、その先は新銀行東京以外の他行では借り入れ出来ない状態≒危ないと判断せざるを得ない状況。これでは何のために新銀行を創設したのか、分からない。

私はもはや存在意義がないこの銀行は早めに清算した方が良いと考えるのだが、都知事選でも争点になる気配はない。慎太郎が言わないのは勿論としてアンチ石原のみがポリシーのはずの黒川紀章もオリンピックのことだけ掲げて銀行にはふれない。(そもそも誰それが立候補辞退しない限り立候補するなんて候補あり得るのか?)
共産党の某も制度融資の拡充とは言っても銀行については無言だ。

だれか都知事選で新銀行東京をどうするか掲げてくれる候補者はいないものか。

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