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2007/01/14

T/Cの終焉

長らく海外旅行者に愛用されてきたT/Cことトラベラーズチェック、その時代に終焉が近づいている。といってもT/Cの制度そのものがなくなってしまうわけではないが、旅行に持ち歩くことがまずなくなりそうなご時勢だ。

T/Cは多額の現金を持ち歩く危険性を回避したいが銀行口座を持たない旅行者や留学生に愛用されてきた。紛失、盗難にあっても現金化の際、購入時にしてあるホルダーサインとキャッシャーの目の前で行われるカウンターサインの一致でもって本人のものであるという担保が取れることから再発行してもらえることがメリットだった。

しかし再発行可能といっても、発行元にまだ現金化されていないことの確認、それから再発行手続きなどに要する時間がどうしてもかかるので、短期や移動型の旅行者には現地で再発行してもらうことは現実的ではない。両替をするほうも、旅行者から受け取ったT/Cは現物を発行国に送って資金請求しなくてはならない。ちなみに私の勤務先の例だと、ドルとユーロのT/Cは国内の取りまとめ会社に送ればいいのだが(それだって郵送料がかかる)、それ以外の国へはDHLで直接送付するので6000円ほどコストがかかる。これでは逆ザヤだ。

こういった理由でどこでもT/Cは嫌がられる結果となった。現に広州でもイスタンブールでも空港では現金化不可な状況だ。聞いても街中の支店へ行けといわれるし支店に行ってもここではできないといわれる。空港でできなければ滞在型の旅行をしない限り「使えない」ものとなってしまう。

売る側としても管理ばかり煩雑で儲けも少ないT/Cはできたらやめたいもの。私の勤務先でもついにT/Cの発行は停止してしまった。

私自身も最近は旅行にT/Cを現地で使う資金として持っていくことはなくなった。使い残したドルT/Cがあるので持っていっても結局現金化できずに持ち帰っている。代わってやはりワールドキャッシュカードとクレジットカードのキャッシングがT/Cの代わりを果たしている。

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