« ついにマリーンズ優勝! | トップページ | 上場反対表明は球場で »

2005/10/21

阪神球団上場に反対

阪神急だの上場騒動、いろいろ考えたが私は反対と結論を下した。少なくとも今回の村上氏主導の上場には反対である。

球団の株式公開、上場にはすでにいろいろ報じられているとおり、メリットもある。特に去年の合併騒動のとき、親会社やオーナーやら直接はかかわっていないはずの球団のボスオーナーの横暴を見ると、親会社から切り離されファンが球団を持つというのは、本来理想的なことではあると思う。

しかし村上さん、TBS絡みでわざわざTBSの記者を呼び出して、「じゃ、なんで株式を公開しているんだ!」と資本の理屈を振りかざし、買占めの正当性を主張していたが、まさにこの言葉の自己矛盾に気づかないのだろうか。結局のところ企業価値だとかファンのためとか言いつつ、自分が投資した金の効率的な回収のための上場ではないのだろうか。

球団のような基本的には資産なんて何もない会社は株式を上場して資金調達してもあまり意味のないことだ。ニッポン放送が巨額の増資をして「スタジオ建設のため」なんてしたのと同じくらいあまり必要性が感じられないことだ。楽天みたいな最初選手がいなくて且つ補強資金も乏しい(楽天の場合は単に創業時赤字すらけケチっただけだが)球団の場合は最初選手を揃える意味でそのような手法が有効かもしれない。しかし阪神のような球団の場合、巡航域に達しているのでその必要性は薄い。

その反面、村上氏が図らずも自ら本質を語ってしまったように、結局公開すると村上のような輩が現れることになる。買い占めておいてタイガースはファンのものだと指摘されても「じゃなんで公開するの?」と開き直ればすむ。それを防ぐために電鉄が株を引き続き持つ続けるということも考えられるが、それなら結局ファンの球団にはならない。結局のところ村上氏の提案はファンを隠れ蓑にして、阪神電鉄に益だしをさせ、自分の投資期間中にそれを還元させることに他ならない。村上氏のいう公開によってファンが得られるメリットは賛助会員のような形をとれば何も株式を公開する必然性はない。

上記のことから少なくとも今回の村上氏の提案に基づく阪神球団の株式公開、上場には反対の意思をここに表明しておく。

|

« ついにマリーンズ優勝! | トップページ | 上場反対表明は球場で »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21328/6495181

この記事へのトラックバック一覧です: 阪神球団上場に反対:

» 市民球団が危ない [市民球団を考える]
今、野球協約の抜本的な改正が行われようとしていますが、阪神タイガースの球団株上場 [続きを読む]

受信: 2005/10/23 11:39

« ついにマリーンズ優勝! | トップページ | 上場反対表明は球場で »